朝日薫/multix.jp @multix.jp · Oct 3

【太陽炉発電ユニット】はパラボラ鏡の太陽炉で溶融塩を加熱し、その熱から高圧蒸気をえて蒸気タービンを回す「ありきたりな」太陽熱発電システムだ。1ユニットで33kV/50Hzの三相特高交流電力を100MW以上生み出す。これはステーション全体を覆う広大な面積の太陽発電パネル(しかも放射線による経年劣化が無視できない)が高々5MWかつ直接的には直流しか得られないのと全く出力の桁と電力の質がちがう。タービンを使うがため年一度以上の補水や有人精密分解整備が必要だが、予備の交換ユニットを多数揃えてローテーションすることで、常に3ユニット以上の同時運転が維持される。

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朝日薫/multix.jp · Oct 3

【集光鏡ユニット】は直径140mの一体型パラボラ鏡だ。宇宙空間では地球上と違って天候その他の影響を受けないのでヘリオスタットのような複雑な太陽追尾機構を必要とせず、軸線修正のために全体が若干ジンバル稼働すれば良いに過ぎない。地球や月の食に入る期間を除けば通年で全力運転ができるし、それも蓄熱タンクで補える。運転停止時には(熱交換ユニット側にある)直径70mの巨大な「番傘」である遮蔽壁を展開する。その直径はパラボラ鏡の半分だが、内周側は太陽光を直接、外周側は鏡からの(集光前の)反射光を間接的に遮蔽するので問題ない。